2026 年 6月 4日 (木)
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AI動画が韓国政府広報を変える…昔話の主人公が創業家に変身し200万回再生

AIで制作された中小ベンチャー省の動画(c)news1

韓国で近年、生成AIを活用した動画が政府や企業の広報手法を大きく変えつつある。制作費や人員を抑えながら短期間でコンテンツを作れるようになり、ショート動画を中心に活用が広がっている。

代表例が中小ベンチャー省の「みんなの創業プロジェクト」だ。職員が企画した「K古典AIミュージックビデオ」シリーズでは、「シムチョン伝」や「コンジとパッチ」「フンブとノルブ」「ウサギとスッポン」など昔話の主人公を創業家として再解釈。シムチョンはバイオスタートアップ、コンジは家事労働プラットフォームを立ち上げる設定で描かれた。

動画は企画からシナリオ、画像生成、音楽、編集まで生成AIを活用し、多くを内部人材が制作した。シリーズ累計再生回数は200万回を超え、コンジ編は公開13日で80万回、シムチョン編とウサギ編も70万回以上を記録した。

企業でも活用が進む。ユハンキンバリーのAI動画「私たちの山河を青く青く」は、自然や動物を題材にSNSで拡散され、数百万回規模の再生を集めた。「広告なのに見続けてしまう」「癒やされる」といった反応も寄せられた。

業界では、AI動画は単なる制作費削減策ではなく、新たなコンテンツ実験の手段になっているとの見方が強い。従来は数週間から数カ月かかった制作工程も、AIを使えば数日で複数のバージョンを制作できるためだ。

ただ、AIを使えば成功するわけではない。類似したAI広告が増える中、十分な反響を得られず企画が打ち切られる例もある。

専門家は、成功の鍵は技術ではなくコンテンツにあると指摘する。中小ベンチャー省の昔話シリーズやユハンキンバリーの動画も、AIそのものではなく独自のストーリー性や感性に訴える企画力が支持を集めた。業界関係者は「AIはあくまで道具であり、人々を引き付けるのは結局コンテンツの力だ」と話している。

(c)news1

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