
韓国のレンタカー業界が、乗り捨てや配車サービスを加え、カーシェアリングとの境界を崩している。時間や場所に縛られず車を使いたい20・30代の需要を取り込む狙いだ。
業界2位のSKレンタカーは最近、借りた店舗とは別の店舗に返却できる乗り捨てサービスと、希望する場所で車を借りて返せる配車サービスを始めた。自宅前やオフィス、ホテルなどで利用できるため、荷物が多い場合や高齢者が同行する際の利便性が高まる。
従来の短期レンタカーは店舗での貸し出し・返却が基本だったが、新サービスによりカーシェアリングに近い形となった。カーシェアは都市部の共用駐車場を拠点に、短時間利用や乗り捨て、配車で利便性を高めてきた。
業界1位のロッテレンタルは、子会社として買収したグリーンカーを2024年9月に「Gカー」へ格上げし、カーシェア事業を強化している。配車サービスの地域拡大に加え、KTX駅近くの車と乗車券を同時予約できるサービスも投入した。
背景には若年層の新車離れがある。2025年に20・30代が登録した乗用新車は27万1711台で、全体の24.6%にとどまった。カーシェア最大手ソカーでは利用者の60%を20・30代が占め、乗り捨て利用では80%に達する。業界では、短期レンタカーを経験した若年層が、将来は新車購入ではなく長期レンタカーを選ぶ可能性に期待している。
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