
「12・3非常戒厳」を巡り、内乱重要任務従事などの罪に問われているハン・ドクス(韓悳洙)前首相について、ソウル高裁は7日、懲役15年を言い渡した。懲役15年は、内乱特別検察官チームが1審で最初に求刑した量刑で、懲役23年とした1審より8年軽くなった。
控訴審は、1審と同様に12・3非常戒厳を内乱と判断し、ハン前首相が内乱の重要任務に従事したと認定した。その一方で、「内乱行為について事前に謀議したり、組織的に主導したりするなど、より積極的に加担したと見るべき資料は記録上見当たらない」と量刑理由を説明した。
また、ハン前首相が非常戒厳前まで50年以上にわたり公職者として勤務し、外交通商省通商交渉本部長、国務調整室長、経済副首相兼財政経済相、首相などを歴任し、多数の勲章や褒章を受けるなど国家に尽くした功績があるとした。
さらに、国会で非常戒厳解除要求案が可決されると、ハン前首相が大統領に代わって非常戒厳解除のための国務会議(閣議)を招集・主宰し、その結果、非常戒厳が約6時間で解除された点も考慮した。
ただ「内乱罪は暴動によって国家組織の基本制度を破壊し、国家の存立を危うくし、憲法上の民主的基本秩序そのものを直接侵害する犯罪だ」と指摘した。ハン前首相が捜査機関で「非常戒厳の衝撃で記憶がない」という供述を繰り返し、納得しにくい供述をしており、犯行後の情状は良くないとも述べた。
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