
2024年12月29日に発生した韓国・務安国際空港での済州航空機事故を巡り、犠牲者の遺骨収拾が不十分だった原因として、マニュアル不在と現場指揮の不備があったとする政府調査結果が明らかになった。遺骨が含まれた残骸が約14カ月間放置されていた事実も確認された。
事故では搭乗者181人中179人が死亡。政府の点検団は関係機関を対象に調査し、初動段階から構造的な問題があったと指摘した。消防と警察が現場を統括したが、明確な指針がなく指揮も徹底されず、遺骨を完全に収拾できなかった。
捜索区域は基準なく分割され、経験の少ない人員が投入されながら十分な教育もなかった。さらに、遺骨が見つかり続けていたにもかかわらず消防が一次捜索の終了を決定し、引き継いだ警察も追加捜索を検討しなかった。
事故後の残骸管理でも問題が続いた。航空・鉄道事故調査委員会は遺骨混入の可能性を確認せず、調査計画も立てないまま大型袋に保管し、屋外で長期間放置した。保管も規定に反し、雨雪にさらされる状態だった。
遺族が再捜索を求めた後も適切な対応は取られず、国会調査で偶然発見された残骸も体系的に回収されなかった。記録や写真撮影など基本手続きも守られていなかった。
点検団は警察や消防、関係機関など計12人の責任を問う方針で、指揮責任者を中心に厳正措置を求めた。問題の根本原因としてマニュアル欠如と連携不足を挙げ、詳細な指針整備を求めている。
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