
韓国のニッチ香水市場の成長が目立っている。不況の中で「スモールラグジュアリー」消費の流れが広がり、独特な香りで個性を表現しようとするMZ世代を狙い、プレミアム香水ブランドがオンライン、オフラインの接点拡大とラインアップ強化に乗り出している。
業界によると、韓国・新世界インターナショナルが輸入するフランスのニッチ香水ブランド「エクスニヒロ」は、今月、新世界百貨店センタムシティ店に単独店舗を開く。首都圏に5店舗を構えるエクスニヒロが地方に出店するのは今回が初めてだ。
エクスニヒロはフランス・パリで設立されたラグジュアリー・ニッチ香水ブランドで、2020年の韓国展開後、毎年2桁成長を続けてきた。2025年には代表製品「ブルー・タリスマン・オードパルファム」がSNSで話題となり、人気を集めた。2025年のエクスニヒロの売上高は前年比131%増加した。
エクスニヒロはセンタムシティ店で、今月発売した「ラスト・イン・パラダイス・エクストレ・ド・パルファム」を主力商品として披露し、若い顧客層との接点を広げる。
ニッチ香水の代表ブランド「ディプティック」も、ブランドを象徴するキャンドルを60年ぶりに初めてリニューアルした。伝統を守りながら、デザイン、香りの拡散技術、持続可能性を強化することに焦点を合わせた。
ワックスは8段階の工程を経て香料濃縮液をブレンドし、香りごとの特性に合わせて芯の構造を再設計した。ガラス容器の重さは約10%減らし、製造・輸送過程で環境に配慮した。製品ラベルのグラフィックや書体を改善するなど、デザインの細部も整えた。
リニューアルに合わせ、新しい香りとして「カフェ」「オルティ」「セザム・ノワール」「ルバーブ」「シソ」の5種も追加発売する。キャンドルのリニューアルを記念し、ディプティック聖水(ソンス)ブティック向かいの「聖水キャンバス」でデジタル屋外広告映像も公開する。
LFが輸入・販売するフランスのビューティーブランド「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」は、代表製品であるウォーターベース香水を中心に、ボディオイル、ボディローション、ボディウォッシュなどへ商品構成を広げている。
特に人気の香り「イリス・ドゥ・マルト」と「リケン・デコス」は、ボディ製品まで合わせて使う消費の流れが出ている。LFによると、2026年1~3月累計でビュリーのボディウォッシュ売上高は前年同期比160%増加した。顧客単価も前年より約35%上昇した。
ビュリーは2026年、ウォーターベース香水への認知を広げる一方、コームなどのライフスタイル製品群とスキンケアラインを強化する。
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