
中東情勢の緊張に伴う原料不足への懸念から、韓国でごみ袋(従量制袋)やビニール製品の買いだめが広がっている。
SNSやオンラインコミュニティでは「売り切れる前にまとめ買いした」「購入数制限がかかっていた」などの投稿が相次ぎ、特に乳幼児のいる家庭を中心に不安が拡大している。
販売現場でも変化が見られる。ソウル市内のコンビニ店主は「これまで1カ月近く持っていた在庫が、今は1週間でなくなる」と説明し、小容量の袋を中心に品薄状態が続いているという。
背景には、石油化学製品の原料であるナフサの供給減がある。中東情勢の影響で原料供給が半減し、一部工場では稼働停止や減産に追い込まれている。
ビニール製品の製造業者は「以前は1週間で入荷していた原材料が、今は1カ月以上待っても届かない」とし、「生産自体が難しく、納期も大幅に遅れている」と訴えている。生産量も従来の半分以下に落ち込んでいるという。
こうした中、企業や販売業者の間でも在庫確保の動きが広がっているが、「そもそも商品が不足しており、買いだめ自体が難しい」との声も出ている。
一方、政府は「現時点で直ちに供給に大きな支障はない」との見解を示し、対応に乗り出している。産業通商資源部は、供給が4月下旬から5月ごろまで維持されると見込み、生活必需品の需給状況を重点的に点検する方針だ。
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