
家電・レンタル業界で「ロボット」が次世代の成長分野として浮上している。韓国企業はロボット事業を新たな成長エンジンと位置づけ、事業目的に相次いで追加している。
韓国金融監督院の電子公示システムによると、ククホームシス(CUCKOO HOMESYS)は26日に開く定期株主総会で「事業目的追加の件」を議案として上程する予定だ。
追加される内容には▽フランチャイズや外食産業向けロボットソリューション提供業▽自動調理ロボットの販売、流通、設置および保守サービス業――などが含まれる。
同社は、事業拡大と新市場参入のための追加だと説明している。2025年にも配膳ロボットなどロボットの製造・販売事業を事業目的に加えていた。
業界首位のコーウェイも3月の株主総会で、▽ロボットの製造・販売・レンタル・サービス業▽整形外科用および身体矯正機器の製造・販売・レンタル・サービス業▽ペット用機器の製造・販売・レンタル・サービス業――などを事業目的に追加する議案を審議する予定だ。
一方、SKインテリックスは2025年からロボット新製品を発売し、ウェルネスプラットフォーム企業への転換を進めている。2025年4月にはウェルネスロボティクスブランド「ナムエックス」を立ち上げ、同年10月には自律走行と音声操作が可能なウェルネスロボットを正式に発売した。
同社は今後、AI技術を活用し、セキュリティー、ビューティー、瞑想、ペットケア、睡眠ケアなど多様な分野へウェルネスサービスを拡大する計画だ。
業界では、レンタル契約数の伸びが限界に近づく中、各社が既存の訪問管理インフラやサブスクリプション運営の経験を生かし、ロボット産業へ進出する戦略とみられている。
市場調査会社カウンターポイントリサーチによると、最近は一部の中国企業を中心に1600ドル(約23万6000円)以下の低価格ロボットが登場し、家庭用やサービス用途の需要獲得を狙っている。また、初期導入コストを抑えられる「ロボット・アズ・ア・サービス(RaaS)」型のレンタルモデルも広がりつつある。
RaaSはロボットをサブスクリプション形式で提供し、定期的な交換や保守サービスを含むビジネスモデルで、企業や消費者が比較的低い負担で最新のロボットを利用できる点が特徴だ。
市場調査会社ベイファイト・マーケットリポートによると、このRaaS市場は2026年から2033年まで年平均15%の成長率で拡大する見通しで、現在は主に製造業や物流企業で導入が進んでいる。
業界関係者は「既存の安定した収益構造を基盤に、新製品や新カテゴリーへ事業を広げ、持続的成長を目指す動きだ」と話している。
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