2026 年 3月 15日 (日)
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韓国で年利5000%超の違法貸金…シングルマザー死亡事件で懲役8年求刑

(c)MONEYTODAY

年利5000%を超える高金利で金を貸し付け、違法な取り立てを繰り返して30代のシングルマザーを死に追いやったとして起訴された違法貸金業者に対し、検察が懲役8年を求刑した。

ソウル北部地裁でこのほど開かれた貸金業法、債権回収法、電子金融取引法違反などの事件の公判で、検察は被告に懲役8年の刑を言い渡すよう裁判所に求めた。

検察は「この事件は人の恐怖と絶望を利用して利益を得た犯罪だ」とし、「被告は違法な貸金行為を繰り返し、債務者だけでなく家族にも脅迫的な連絡を続け、被害者の生活全体を支配した」と指摘した。

さらに「その結果、被害者の1人は耐え切れず自ら命を絶った」として、重い刑罰が必要だと求刑理由を説明した。

起訴状によると、被告は2024年7月から11月まで貸金業の登録をせず、6人に計1760万ウォン(約176万円)を貸し付け、年利2409~5214%に達する利息を取り立てた疑いがある。

この過程で、債務者の家族や知人に脅迫メッセージを送るなど違法な取り立てもしていたとされる。被害者の1人である30代のシングルマザーは、激しい取り立てに苦しみ、2024年9月に遺書を残して死亡した。

一方、被告側弁護士は、捜査機関が被告を主犯と決めつけ証拠を作り上げたと強く反論した。

弁護士は「この女性に金を貸していた業者は14人おり、発見されたメモにも被告の名前はない」とし、「女性の父親が2024年9月20日に債務を返済しており、女性はその2日後に死亡しているため因果関係が一致しない」と主張した。

また被告が12回電話したものの、そのほとんどは1~2秒の呼び出し音だけで、実際の通話や脅迫はなかったとも述べた。

さらに弁護士は「被告に同種の前科はなく貸付金額も大きくない」とし、「一部の被害者とは示談が成立し処罰を望まないとの意思書も提出されている。刑事供託など被害回復の努力もしている点を考慮してほしい」と求めた。

被告は最終陳述で「してはならないことをしてしまい深く後悔している。二度と違法なことはせず、家族のために生きる」と述べ、寛大な処分を求めた。

この日の公判では、亡くなった女性が残したとみられる遺書の一部も公開され、「私のせいで被害を受けた方々に言葉にできないほど申し訳ない」「残される子どもに申し訳ない」といった内容が読み上げられた。

被告の一審判決は4月8日午前10時に言い渡される。

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