2026 年 3月 12日 (木)
ホームライフスタイル酒離れが進む韓国、ノンアル市場2000億ウォン規模へ…メーカーが競争激化

酒離れが進む韓国、ノンアル市場2000億ウォン規模へ…メーカーが競争激化

(c)news1

韓国で酒類消費が減少する中、ノンアルコール・低アルコール飲料の市場が急速に拡大している。健康志向の高まりや飲酒文化の変化を背景に、酒類メーカー各社はノンアルコール商品のラインアップを増やし、市場の先取りを図る動きを強めている。

大手ビールメーカーのハイト眞露は主力ブランド「テラ」のノンアルコール商品の発売を検討している。これに向けて同社は最近、「テラ・ゼロ」の商標を出願した。出願対象にはミネラルウォーター、炭酸水、ノンアルコールビール、ビール風味飲料などが含まれており、ブランドの活用範囲を広げる構えだ。

ハイト眞露はすでに「ハイトゼロ0.00」や「ハイトゼロ0.00ポメロ」などのノンアルコール商品を販売している。ここに主力ブランドのテラが加われば、同社のノンアルコール商品群はさらに強化される見通しだ。

競合他社も市場開拓を急いでいる。オービー麦酒は2023年8月、オンライン限定でノンアルコール飲料「カス・オールゼロ」を発売した。この商品はアルコール、糖類、カロリー、グルテンを含まない「4無(フォーゼロ)」をコンセプトとしている。今後は大型スーパーやコンビニなどオフライン販売への拡大も計画しており、既存の330ミリリットル缶に加えて350ミリリットルと500ミリリットルの新サイズも投入する予定だ。同社はこのほか「カス0.0」「カス・レモンスクイーズ0.0」なども展開している。

ロッテ七星飲料も商品開発を進めている。同社は2025年、ノンアルコールビール「クラウド・ノンアルコリック」を発売し、料理人アン・ソンジェを広告モデルに起用して注目を集めた。

メーカー各社がノンアルコール商品を強化する背景には、飲酒文化の変化がある。健康志向の高まりとともに、あえて酒を飲まない生活スタイルを意味する「ソバーキュリアス」が広がり、酔わない飲酒スタイルが新しい習慣として定着しつつある。

市場規模も急拡大している。市場調査会社ユーロモニターによると、韓国のノンアルコールビール市場は2012年には約13億ウォン(約1億4300万円)に過ぎなかったが、2025~2027年には約2000億ウォン(約220億円)規模まで拡大する見通しだ。

業界関係者は「ノンアルコール市場は当初ビール中心だったが、最近はワインやハイボールなど多様な酒類に広がっている。酔わない飲酒を気軽に楽しむ文化が広がり、ノンアルコール飲料は独立した飲料カテゴリーとして定着する段階に入っている」と話している。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular