
韓国の女優イ・ハニの個人法人「ホーププロジェクト」が、ソウル市龍山区漢南洞にあるコムタン(牛肉スープ)店の住所を支店所在地として登録していることが分かった。韓国のテレビ局MBCの報道番組「ストレート」が8日に伝えた。
報道によると、この店舗は外見上は一般的な飲食店だが、同法人の支店として登録されている。ただ、建物内にはマネジメント業務を進めるための事務スペースは確認されていないという。
ホーププロジェクトは2015年に設立された法人で、代表取締役をイ・ハニの夫が、社内取締役をイ・ハニが務めている。
同法人は2017年11月、この飲食店が入る建物を64億5000万ウォン(約7億950万円)で購入した。登記簿上の債権最高額は42億ウォン(約4億6200万円)とされ、通常この金額が融資額の約120%に設定されることから、実際の借入額は約35億ウォン(約3億8500万円)と推定されている。
現在、この建物の市場価格は100億~150億ウォン(約11億円~約16億5000万円)程度とみられており、取得価格との差額は最大で約60億ウォン(約6億6000万円)に達する可能性がある。
一部では、法人税率の低さなどを利用した不動産投資ではないかとの指摘も出ている。韓国では一般に個人の不動産融資比率(LTV)が60~70%であるのに対し、法人の場合は80%まで認められることが多く、資金調達が比較的容易とされる。また、融資利息や建物維持費を経費として処理できるほか、売却益に対する税率も個人より低い場合がある。
これについてホーププロジェクト側は「特にコメントする立場ではない」として回答を避けた。イ・ハニの所属事務所は「当該建物は法人本店や複合文化芸術空間として活用する予定だったが、所有権移転手続きの遅れにより既存の賃貸契約が維持された」と説明している。
一方、登記簿によると所有権移転は2020年に完了しており、現在も飲食店として賃貸が続いている点について疑問を指摘する声もある。
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