
米国を訪問している韓国のムン・ジェイン(文在寅)元大統領は6日(現地時間)、朝鮮半島の平和に向けた決断をトランプ米大統領に求めた。また北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記に対しては、トランプ大統領とイ・ジェミョン(李在明)大統領と手を取り合い、対話に応じるよう呼びかけた。
ムン元大統領はこの日、米カリフォルニア州サンタモニカにあるランド研究所を訪れ、国際秩序と南北関係をテーマにした座談会で基調講演に臨んだ。講演は約105分に及んだ。
ムン元大統領は、在任中に開かれた2019年の第2回米朝首脳会談が合意に至らなかったことに触れ、「その残念な結果が平和の放棄につながってはならない」と強調した。そのうえで「4月にはトランプ大統領の中国訪問が予定されている。この訪中が、止まっている朝鮮半島平和の時計を再び動かす重要な契機になり得る」と述べた。
さらに「トランプ大統領の決断を改めて期待する。彼特有の大胆な決断こそが現在の膠着状態を打開する唯一の鍵になり得る」と語った。
ムン元大統領はキム総書記に対しても「対話の意思を示しているトランプ大統領とイ・ジェミョン大統領の手を取ることを望む」と呼びかけ、「キム総書記にとってトランプ大統領は再び得がたい最良の対話相手だ」と指摘した。
また「イ・ジェミョン大統領の平和と協力への意思も明確だ」と述べ、「孤立と対決は決して北朝鮮の未来を保証しない。できるだけ早く対話に踏み出し、平和と繁栄への新しい道を選んでほしい」と求めた。
米韓関係については「米国にとって韓国ほど信頼でき、実績のある同盟国はない」と強調し、「この特別な友情を基盤に両国がより明るい未来へ進むことを望む」と語った。
一方、イランをめぐる軍事衝突と緊張の高まりについては、「米国が再び連帯と協力を主導するリーダーシップを発揮することを望む」と指摘した。
(c)news1