2026 年 3月 11日 (水)
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韓国統一省、北朝鮮の海軍核武装を「5カ年計画の重点事業」と分析

労働新聞(c)news1

韓国統一省は5日、北朝鮮が第9回朝鮮労働党大会で決定した海軍力強化方針を、今後の5カ年計画の重点事業として推進する可能性が高いとの見方を示した。

統一省当局者は同日、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が3日から2日間にわたり駆逐艦「チェ・ヒョン号」を現地指導したとの報道に触れ、これは党大会で示された海軍の核武装化と作戦能力強化の一環とみられると述べ、今後は海軍力の強化に重点を置くとの分析を示した。

朝鮮労働党機関紙・労働新聞は、キム総書記が3日と4日に駆逐艦「チェ・ヒョン号」を訪れ、艦艇部隊の戦闘政治訓練の実態や、就役を控えて実施中の艦の作戦遂行能力評価試験の進行状況を確認したと報じた。また、同艦から実施された戦略巡航ミサイルの試験発射も視察したと伝えた。

今回のキム総書記の動きは、米国とイランの軍事衝突が激化し、さらに9日から始まる韓米合同軍事演習を控えた時期と重なっている点で注目される。

北朝鮮は2026年1月、米国がベネズエラのマドゥロ大統領を排除した直後にも極超音速ミサイルの発射訓練を実施している。当時、視察したキム総書記は「最近の地政学的危機と複雑な国際情勢」に言及し、発射の背景を説明していた。

しかし今回、イラン情勢後に実施された戦略巡航ミサイルの試験発射視察では、国際情勢に関する具体的な言及はなかった。

一方、北朝鮮メディアはこの日、「狙撃手の日」に合わせてキム総書記が3日に射撃競技を観覧し、狙撃手育成に関する綱領的指針を示したとも報じた。これについて統一省当局者は、ロシアのウクライナ侵攻以降、狙撃手を核心戦力として育成する傾向がみられるとして、その流れの一環との分析を示した。

また当局者は、「狙撃手の日」という記念日は今回初めて確認されたものとみられると指摘した。射撃競技については、キム総書記が2025年9月にも狙撃手射撃競技を観覧しており、約6カ月ぶりの再観覧になると説明した。

キム総書記は2025年8月、朝鮮人民軍総参謀部直属の特殊作戦訓練基地を訪れ、新型狙撃銃を点検するとともに、狙撃手と特殊作戦部隊の訓練状況を確認している。また2025年9月には、首都警備司令部の狙撃部隊と中央安全機関特殊機動隊の狙撃部隊による射撃競技も視察していた。

(c)news1

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