2026 年 3月 13日 (金)
ホームライフスタイルバター&チーズは過去最高、コメは過去最低…韓国の食卓に迫る“西洋化の波”

バター&チーズは過去最高、コメは過去最低…韓国の食卓に迫る“西洋化の波”

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韓国の食文化がさらに西洋化している。昨年、バターとチーズの輸入が過去最高水準を記録した一方、米の消費量は過去最低となり、食卓の変化が鮮明になっている。

関税庁の貿易統計によると、昨年のバター輸入額は2億5035万ドルで、前年より43.7%急増し、過去最高を更新した。

チーズの輸入額も8億3521万ドルと、前年同期比28.5%増加した。2023年の過去最高(8億6260万ドル)にはわずかに及ばなかったものの、それに近い高水準だ。

バターとチーズの輸入急増は、国内の食文化が急速に西洋化していることを示している。ハンバーガー、パスタ、ピザなどを日常的な食事として楽しむ消費者が増え、トッポッキやキンパといった伝統料理にもバターやチーズを使う食文化が広がっている。

特に最近では、「白と黒のスプーン〜料理階級戦争〜」など料理系バラエティ番組の人気が高まり、バター・チーズの活用はさらに拡大している。

一方で、米の消費は減少が続いている。統計庁の2025年穀類消費量調査によると、昨年の1人当たり年間米消費量は53.9kgで、前年より3.4%(1.9kg)減少した。これは1963年に統計を取り始めて以降、最も低い水準だ。

問題は、変化する需要に国内の乳業界が十分に対応できていない点だ。国内の乳加工品市場は自給率が低い。2014年に約60%だった乳製品の自給率は下落を続け、現在は45%前後にとどまっている。つまり、市場の半分以上が輸入品だ。

国内の乳加工品は、生乳価格などの影響で生産コストが高い。大量生産をする米国、欧州、オーストラリア、ニュージーランド製品と価格競争をするのは容易ではない。さらに、輸入品は「プレミアム」イメージを確立し、国産品との差別化にも成功している。このため、需要の増加局面では輸入品が先に伸びやすい。

業界関係者は「ベーカリーやカフェ文化の拡大、ホームベーキングの流行でバターとチーズの需要は着実に増えているが、消費者は輸入品を好む傾向が強い」とし、「今後も市場全体の需要拡大が見込まれるだけに、国産乳加工品も品質やブランドイメージで差別化を図る必要がある」と話している。

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