2026 年 3月 13日 (金)
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韓国カカオペイ、旅行プラットフォームへ進化…海外NFC決済から航空券予約まで拡張

カカオペイ・ペイメントグループ長のオ・スンジュン氏=カカオペイ提供(c)news1

韓国の大手モバイル決済サービス「カカオペイ(Kakao Pay)」が、決済を超えて旅行全般をカバーする「グローバル生活金融プラットフォーム」への進化を加速させている。

9月中旬には国内決済事業者として初めて近距離無線通信(NFC)方式による海外決済を開始する。従来のQRやバーコードではなく「端末をかざす」形で決済でき、世界1億5000万超のマスターカード加盟店で利用可能となる。特にQR決済に馴染みの薄い米国や欧州でも利便性が高まる。ペイメントグループ長のオ・スンジュン氏は「今後3年間で取引額・売上高ともに3桁成長を目指す」と語った。

さらに、中国アリペイとの協力で世界20カ国以上の割引クーポンやプロモーションを提供する「リワーズプログラム」を9~10月に開始。旅行客はアプリ内で簡単に海外特典を利用できるようになる。

カカオペイは旅行予約・交通サービスにも進出する。トリップドットコムやアゴダと連携し航空券や宿泊施設を予約できるほか、東南アジアの配車サービス「グラブ(Grab)」の予約・決済も可能にする「ボヤジャー(Voyager)」サービスを準備中だ。AIを活用し「ローマの博物館を予約したい」といった音声質問にも即座に応答し、予約まで完結できる機能を搭載する。

また、訪韓外国人向けのインバウンド決済市場でも唯一の国内決済ネットワーク事業者として存在感を高めている。カカオペイは日本やベトナム、ウズベキスタン、パキスタンの電子ウォレットとの連携を進め、訪韓客が自国で使っていたモバイル決済を韓国でも利用できるようにする。

オ・スンジュン氏は「韓国を訪れる外国人が慣れた決済手段をそのまま使えることで観光競争力の強化にも寄与できる」と強調した。

(c)news1

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