
韓国の水管理技術が海外市場に本格進出する。韓国水資源公社は、人工知能(AI)を活用した浄水場運営技術をベトナムに初めて輸出すると発表した。
同公社によると、ベトナム・ホーチミンのケンドン浄水場とAI技術導入に関する契約を締結した。事業規模は約11億ウォン(約1億2100万円)で、薬品投入の自動化、エネルギー管理システム、設備管理システム、知能型映像運用システムなどを段階的に構築する。
AI浄水場は、運転データをリアルタイムで分析し、薬品投入量やエネルギー使用、設備状態を最適化する仕組みだ。水道水の安定供給と運営効率の向上を同時に実現できる点が特徴とされる。
ケンドン浄水場は1日20万立方メートル規模で、約38万世帯に水を供給するホーチミンの主要インフラ。気候変動や水需要の増加を背景に、効率化の必要性が高まっていた。
韓国水資源公社はすでに国内43カ所の浄水場にAI技術を導入し、年間約110億ウォン(約12億1000万円)のコスト削減効果を上げている。今回の事業は設備そのものではなく、運営ノウハウを含めた“システム輸出”である点で意義が大きいと評価されている。
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