2024 年 5月 18日 (土)
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韓国・産業施設密集の慶尚南道海岸、豪雨なら甚大な被害…研究者「対策必要」

韓国気候変動学会提供(c)news1

気候変動などの影響で海面が上昇する中、21世紀末に韓国慶尚南道(キョンサンナムド)に100年に1度の豪雨が降れば、海岸の86.23平方キロメートルが浸水する可能性があることがわかった。慶南(キョンナム)研究院と慶南道議会がこうした研究内容を公開した。これはソウル・汝矣島(ヨイド)の面積(8.4平方キロメートル)の10.3倍に当たる。

産業団地と港湾施設、商業施設が密集している慶尚南道昌原(チャンウォン)市馬山会原(マサンフェウォン)区で最も広範囲の浸水被害が予想された。巨済(コジェ)と高城(コソン)、統営(トンヨン)が後に続いた。

韓国沿岸の海面上昇幅は世界平均を上回っており、最近20年の国内沿岸地域の海面上昇幅は3.03ミリ。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が明らかにした全地球の年平均海面上昇率1.9ミリを59.5%程度上回った。

研究を主導した慶南研究院のハ・ギョンジュン研究委員は「慶南道海岸は朝鮮半島に台風がよく上陸する地点であるうえ、昌原産業団地と馬山港、共同住宅など国家主要産業施設が密集している。安全に対する対応を十分に考慮する必要がある」と話した。

(c)news1

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