2024 年 5月 19日 (日)
ホーム社会韓国マスク族・在宅族「コロナが終わっても続ける」

韓国マスク族・在宅族「コロナが終わっても続ける」

地下鉄・バス・タクシーなど公共交通機関でのマスク着用義務が解除された20日午前、光州市のバス停でマスクをつけたままバスを待つ市民ら(c)news1

新型コロナウイルスの韓国初の感染者が発生してから3年4カ月、韓国政府は今月11日に「新型コロナウイルス非常事態終息」を宣言した。市民は日常の完全回復への肯定的な反応を示す一方、在宅勤務・マスク着用などの新型コロナが残した「遺産」の継続を希望する声も上がった。

ソウル市民の声を聞けば、マスク着用義務が事実上すべての地域で解除されることに肯定的な反応だった。ただ、混雑する公共交通機関などでは新型コロナ終息宣言と関係なく、引き続きマスクをつけるという人が多かった。

20代の会社員は「マスク解除で息苦しくなくなる」と評価しつつも「咳をする人は自身と周辺のためにマスク着用を続けてほしい」と求めた。30代の会社員も「飲食店で料理する人たちはマスクを続けてほしい。衛生上も良いからだ。自分は状況によってマスクをつけるつもりだ」と話した。

在宅勤務の継続を求める声も相次いだ。IT業界に従事する30代会社員は「京畿道(キョンギド)に住んでいるので、会社のあるソウルまで通勤が1時間30分もかかる。在宅であればその時間を休息に当てることができ、業務効率も高まったと思う」と話した。

企業の事務職に従事する30代会社員も「在宅拡大で会社がうまくいった。柔軟に在宅を実施した方が良いと思う。3歳の娘を育てており、在宅なら育児にも大きく役立った」と指摘した。

新型コロナ時のようにすべてで在宅勤務をするより、弾力的に適用すべきだという声も根強い。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular