2026 年 6月 29日 (月)
ホーム社会韓国で30年超の奉仕続けるイタリア出身神父、「ご飯にケーキ」の配膳でまさかの中傷

韓国で30年超の奉仕続けるイタリア出身神父、「ご飯にケーキ」の配膳でまさかの中傷

SNS「スレッズ」より(c)news1

長年にわたりホームレスや社会的弱者のため、故郷イタリアを離れて韓国で無料給食の奉仕を続けてきたイタリア出身の神父が、配膳時の小さなしぐさをきっかけにネット上で嘲笑と非難の対象となり、社会に後味の悪さを残している。

SNSを中心に6月22日、京畿道城南(ソンナム)市にある社会福祉法人「アンナの家」の代表、キム・ハジョン神父が給食を配膳する様子を写した写真が拡散した。写真には、給食のトレーにご飯やスープ、おかずが盛られ、ご飯の上にケーキが一切れ載せられている様子が写っていた。

これに対し、一部のネットユーザーから「なぜおかずではなくご飯の上に載せるのか」「チョコご飯を作っているのか」「誰が食べるんだ」など、嘲笑交じりの批判コメントが相次いだ。

しかし実際は、おかずのスペースがすでに料理で埋まっており、追加のケーキを置く場所が足りなかったため、苦肉の策として空いたスペースに載せたというハプニングに過ぎなかった。

この写真を共有した別のネットユーザーは、「人生をかけて無料給食を続けてきた立派な方なのに、ただ『ご飯の上にケーキを載せた』という理由だけで悪意あるコメントが殺到している。ネット上が憎悪や嫌悪で満ちているようで、なぜこれほど互いを不幸にしようとするのか理解できない」と残念がった。

この一連の騒動に対し、多くの市民からは「食べ物を一つでも多く渡そうとした神父の温かい気持ちが見えないのか」「良いことをしている人に対してあまりにも過酷な視線だ」「一生を奉仕に捧げてきた人に向かって言う言葉ではない」など、中傷した人々を批判する声や、神父への同情の声が相次いでいる。

1957年にイタリアで生まれたキム神父は、1992年に来韓。1998年のIMF通貨危機でホームレスが急増したことをきっかけに無料給食所「アンナの家」を設立し、30年以上にわたり社会的弱者の支援活動に人生を捧げている。

(c)news1

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