
深夜のマンションで、ベランダの床にある非常はしごの扉が激しく揺れ、何者かが下からこじ開けて上階へ侵入しようとする事件が発生し、住人が恐怖に震えた。暗闇の中から侵入者の腕がのぞく緊迫の瞬間を収めた映像が、JTBC「事件班長」で公開され、波紋を広げている。事件があったのは2025年、韓国・京畿道平沢市のマンションだ。
情報提供者によると、ある夜遅く、居間で休んでいたところ、突然玄関ドアを足で激しく蹴るような音が響いた。不審に思って外を確認したものの誰もいなかったが、しばらくすると今度は寝室のベランダ側から凄まじい異音が聞こえてきた。驚いて駆けつけると、床の非常はしごの扉が下から強く叩かれ、ガタガタと音を立てて激しく揺れていたという。

このマンションの非常はしごの扉は、上から床タイルで覆われており、通常は簡単には開かない構造になっていた。しかし、下からあまりに強い衝撃が加えられたため、タイルが粉砕。その衝撃で火災警報器まで作動する緊迫した事態となった。開いた扉の隙間からは、暗闇の中で上へ這い上がろうとする人の腕がはっきりと見えた。
さらに住人を驚かせたのは、非常はしごを伝って侵入しようとしていた人物の正体だ。見知らぬ不審者ではなく、なんと真下の階に住む住人だった。この住人は後に「配管から聞こえる水の音に大きなストレスを感じていた」と動機を語ったという。しかし、それまでに床の騒音や配管音に関する苦情や相談は、上階の住人へ一切寄せられていなかった。
精神的に大きなショックを受けた情報提供者は、この隣人を住居侵入容疑で警察に通報した。しかし、事件は最近になって「不送致(罪に問わない)」のまま終結したとの通知が届いたという。情報提供者は「また同じことが繰り返されるのではないかと不安でたまらない。現在は非常はしごの扉の上に重い物を置くなどして、自衛するしかない状態だ」と、今も続く恐怖と憤りを訴えている。
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