2024 年 4月 28日 (日)
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活発化する韓国のメディカルエステ製品のアジア進出

(c)KOREA WAVE

韓国の「メディカルエステティック」企業の東南アジアや東アジアへの進出が活発だ。

メディカルエステとは、医師の処方に従って皮膚を管理することをいう。皮膚科学の発達に伴い、産業的にも国内保健産業の一つとして受け入れられている。韓国メディカルエステティック企業の製品に世界の市場は熱い視線を送る。

まず「ヒューゼル」は昨年8月、タイ食品医薬品局(TFDA)から品目許可を得た後、現地で製品を発売した。韓国企業として初めてタイの「ヒアルロン酸フィラー」「ボツリヌストキシン」、糸リフトに使う「PDO縫合糸」市場に進出したことになる。

ヒューゼルは16日にバンコクのホテルで関連セミナーも開いた。「FillingLikeNewYou」をテーマにしたセミナーには、現地の医療専門家250人余りが参加し、高い関心を集めた。同社関係者は「ヒアルロン酸フィラーが現地の医療スタッフから多くの注目を集めている」とした。

ちなみに、フィラーは皮膚に類似した物質を注射器で皮膚の下に注入する施術である。皮膚の真皮層と皮下脂肪層にフィラー物質を注入し、垂れ下がった皮膚や陥没した顔をふっくらとさせ、深いしわを伸ばすのに使われる。

また、ボツリヌストキシン製剤とフィラーが主力の「メディトックス」もコスメティックブランド「ニューラダム」を日本の電子商取引プラットフォーム「楽天市場」で発売した。

楽天は日本最大のeコマースで、会員数だけで1億人を超える。メディトックス関係者は「K-ビューティーに対する関心が高まり、日本市場で韓国の高機能性化粧品に対する消費が大幅に増える傾向がある」と説明した。

この他にも「GC緑十字ウェルビーイング」は「ユ・ヨン製薬」と中国のフィラー市場への進出を模索している。両社は輸出業務協定を結び、製品開発や生産、販売、マーケティングなどで協力することになった。

「ユ・ヨン製薬」が生産するヒアルロン酸フィラーは、昨年12月初めに中国国家薬品監督管理局(NMPA)に品目許可を承認された。GC緑十字ウェルビーイングは、2022年に中国の会社と供給契約を結び、2030年までに計400億ウォン台のヒアルロン酸フィラーを販売する計画だ。

両社は中国を手始めに東南アジア市場にまで領域を拡大したい考えだ。

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