食べ物はもちろん生活用品の原産地や成分に対する関心が高まっており、「チェックシューマー」という言葉がトレンドになっている。企業側も、製品の成分や持続可能性などを几帳面に調べて購入する「チェックシューマー」の存在を意識し、素材をアップグレードしたり、安全な成分を強調したりするなど努力を傾けている。
韓国容器メーカー「コマックス（KOMAX）」は、持続可能な素材を使い、地球環境まで考えた密閉容器を開発した。「エコクリア保管容器」は、SKケミカルの環境にやさしいバイオマス素材「エコゼン（ECOZEN）」をさらに強化した新素材「エコゼンプロ（ECOZEN Pro）」を使って製作された。
エコゼンプロは、生産過程で排出される二酸化炭素を、他のプラスチック比で約3分の1水準まで減らした。エコクリア保管容器を仮に3.3kg使用した場合、樹木1本の3分の2を植えるのと同じ効果がある。環境ホルモンに分類されるビスフェノールAやフタレート系可塑剤成分も検出されない。エコクリア保管容器は、一般的な密閉容器の蓋の真ん中の小さな突出部射出ゲートをなくし、透明なデザインも実現した。
コマックスは最近、「エコクリア水ポット」を新たに発売した。エコクリア水ポットは、冷蔵庫の飲料室にぴったりの四角形のデザインで製作された。耐熱温度は100℃とされ、冷・温水ともに使用可能だ。軽い素材のため、水を注いだりポットを運んだりする時の負担が少ない。ふたの注入口は開閉に便利で、シリコンパッキンで水が漏れる心配もない。また、製品の注入口が広く、洗浄が便利で衛生的に使用できる。新製品は1.4リットル、1.9リットル、2.3リットルの3サイズだ。
几帳面な消費者の心をつかむため、製品のパッケージも徐々に進化している。
日用品・化学の「ヘンケル・コンシューマーブランド・コリア（Henkel Consumer Brands Korea）」のプレミアムキッチン洗剤「Pril（プリル）」は、エコパッケージの適用範囲を全製品に拡大した。プリルは「プリル・シークレット・オブ・グリーンパワー」の成分から容器まで、環境にやさしい要素を適用して開発した。
今年は、パッケージのエコ要素をアップグレードして全製品群に適用し、生分解性成分を使用するなど、地球に優しい環境時代に対応する計画だ。100％リサイクルプラスチックで作った透明ペットボトルを使用し、金属を除去したメタルフリーポンプ、容器との分離が容易な「easy peel label」を使い、容器の資源循環性を高めた。このため、環境省のエコ製品認証マークも受けている。
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