2026 年 7月 2日 (木)
ホーム社会別れから5カ月、刃物手に「殺してやる」とベランダよじ登る…韓国・元消防士の男に懲役2年実刑

別れから5カ月、刃物手に「殺してやる」とベランダよじ登る…韓国・元消防士の男に懲役2年実刑

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別れてから約5カ月が過ぎた元交際相手の女性に対し、執拗なストーカー行為の末、刃物を持って自宅に押し掛け「殺してやる」などと脅迫したとして、元消防士の男に実刑判決が下された。男は酒を飲んだ状態で車を暴走させて女性宅に向かうなど、凶行を繰り返していた。裁判所は「被害者に極度の恐怖を与えた」と厳しく断罪した。

事件が起きたのは2024年8月のある夜、ソウル市内の女性(元交際相手)の自宅前。当時消防士だった男は、刃物を手にした状態で玄関のドアを激しく叩き、「新しい彼氏と一緒にいるのは分かっている。ドアを開けろ、このまま終わると思うな」などと大声で叫んだ。

女性が応じないと見るや、男は建物の外へ回り、外壁をよじ登ってベランダに指をかけ、窓を激しく叩きながら「中に入ったら殺してやる」と脅迫。さらにベランダ横にある浴室の窓を開け、室内に腕を差し入れる暴挙に出た。男はこの夜、京畿道城南から女性宅までの約40キロ以上の距離を飲酒状態で運転しており、血中アルコール濃度は免許停止水準の0.065%だった。

2人は同年3月中旬まで約2年間交際していたが、事件当時はすでに破局し、互いに連絡を遮断していた。しかし、男の執着は終わらなかった。5月には「おかしくなりそうだ」とメッセージを送り、7月にも共同玄関の暗証番号を勝手に入力して建物内に侵入。女性がドアを開けた隙に無理やり室内に押し入り、「お前を殺しに来た。消防士を辞める覚悟だ」と言い放って女性の首を強く絞め、床に倒す暴行を働いていた。

さらにその2日後には、出勤する女性を路地で待ち伏せするなど、メッセージから始まったストーカー行為は住居侵入、暴行、殺害脅迫へとエスカレートしていった。

韓国の裁判所は、特殊脅迫や特殊住居侵入、暴行、道路交通法違反(飲酒運転)、ストーカー処罰法違反などの罪に問われた男に対し、懲役2年の実刑判決を言い渡し、40時間のストーカー治療プログラムの受講を命じた。

裁判所は「がっしりした体格の消防公務員でありながら、防御能力の弱い女性を相手に刃物を持って住居へ侵入し、極度の恐怖感を与える犯行に及んだ」と叱責。被害者が今も相当な精神的衝撃から治療を続けており、示談も成立していない点を指摘した。一方で、男が犯行を認めて反省している点や、前科がないこと、これまで消防公務員として誠実に勤務していた点などが量刑において考慮された。

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