韓国ファッションプラットフォーム業者が、11月の「ブラックフライデー」（感謝祭翌日の金曜日で今年は11月25日）に続いて、12月の「アワード」行事でも需要の争奪を続けている。
「アワード」は、顧客に支持されたファッションブランドを集め、割引で販売する行事。その年のファッショントレンドや、各プラットフォームでよく売れるファッションを垣間見ることができる。
また、アワード期間中にはプラットフォームの利用者が好む商品が割安になっており、顧客のロックイン（乗り換えが困難になること）効果も期待できる。
新世界グループのeコマースプラットフォーム「SSGドットコム」は11日まで「ベストファッションアワード」というイベントを開き、今年、顧客に支持されたファッションブランドを1カ所に集めて最大70％割引で販売した。代表ブランドはゴールデンデューやナイキ、ナイン、マルヘンジェイ、クロックスなど。
ファッションプラットフォーム「Wコンセプト」も今年最も人気を集めた商品をクローズアップする「アイテムアワード」を14日まで開催している。「購買ベスト」商品として挙げられているのはフロントロウ・ハンドメイドコートやアグ・スリッパだ。レビューが最も多かった「レビューベスト」商品としてはタートルネックやワイドパンツなどで満足度が高かった。
ロッテのネット通販サイト「ロッテオン」の「2022ロッテオンブランドアワード」は18日まで続く。今年のファッションブランド1位にはビーンポール・ファミリーが、ビューティーブランドでは雪花秀（ソルファス）が、それぞれ入った。「百貨店ブランドアワード」ではビーンポール・レディースとラコステが、ファッション雑貨ブランドとしてヘレンカミンスキーなどがそれぞれ選ばれた。
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