2026 年 7月 1日 (水)
ホーム政治ソウルで70歳以上のバス料金支援推進…「移動しやすさ」と「財政負担」で賛否

ソウルで70歳以上のバス料金支援推進…「移動しやすさ」と「財政負担」で賛否

ソウル都心のバス停(c)news1

「地下鉄は上り下りが大変で、エレベーターがあっても乗れない人が多い」。ソウル市鍾路区タプコル公園前のバス停で会った80歳の男性は、市内バス無料政策の必要性を訴えた。

ソウル市が70歳以上の高齢者に市内バスとマウルバスの交通費を支援する政策を進めるなか、市民の意見は分かれている。市議会は24日、ソウル在住の70歳以上に交通費の一部または全部を予算内で支援できる条例案を可決した。対象や金額、方式は市長が定める。

現場では、地下鉄駅へのアクセスが悪い地域に住む高齢者の負担軽減を理由に、好意的な声が多かった。41歳の市民は「高齢になるほど運転が難しくなり、自由に使える交通手段が必要だ」と話した。67歳の女性も「地下鉄には乗ったことがなく、6万2000ウォン(約6820円)の交通カードでバスに乗っている」と歓迎した。

一方、年齢基準や利用条件には異論も出ている。85歳の男性は「韓国経済を考えれば75歳からなら賛成」とし、77歳の男性も「70歳は早すぎる。75歳程度に上げ、無料回数も制限すべきだ」と述べた。

地下鉄の無料乗車基準を現行の65歳から70歳へ引き上げ、バス支援と合わせるべきだとの意見もある。50代男性は「若い世代の税金で福祉が成り立つ以上、高齢者に偏りすぎるのは避けるべきだ」と話した。

反対派は財政負担を懸念する。市議会は、70歳以上にバス無料交通カードを発行した場合、2027年から5年間で約5788億6400万ウォン(約636億7504万円)が必要になると推算している。30代女性は「ソウル市が負担できるのか疑問だ」と指摘した。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular