2024 年 4月 28日 (日)
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スパコンなどに数百億円投入しても…韓国・気象庁の降水予報、精度はダウン

降水の見通しを発表する気象庁予報分析官(c)NEWSIS

韓国型数値予報モデル(KIM)開発とスーパーコンピューター運用などに数千億ウォン(1ウォン=約0.1円)の予算が投入されたものの、いざ気象庁の降水予報に適用すると精度は落ちたことが、気象庁の資料でわかった。

それによると、最近4年間(2019~2022年)の降水予報の精度を示す指標である▽降水有無の精度(ACC)▽降水有無の的中率(POD)▽降水有無の臨界成功指数(CSI)は大部分で下落する傾向にある。

ACCは予測全体の中で「降水の的中」と「無降水の的中」を合わせた比率、PODは降水が観測された全体の事例の中で実際に雨が降った比率だ。CSIは「無降水の的中」を除いた予測全体で「降水の的中」が占める割合だ。このため、ACCは降水予報がなかった時、実際にも雨が降らなければ「正確な予報」に分類する。CSIは「雨が降る」という予報があり、実際に雨が降ってこそ「予報が的中した」と判断する。

2019年から昨年までACCは92.7から92.4に、PODは0.7から0.64に下がった。CSIは2019年の0.46から、ソウル・江南駅浸水など都心浸水が発生した昨年0.41まで低くなった。降水予報的中率が下がったという意味だ。

同期間、気象庁のスーパーコンピューター電気使用料は2019年の40億9700万ウォンから昨年の76億500万ウォンへと1.8倍増加した。KIM2次事業として2020~2026年の7年間、1023億ウォンの予算も追加で投入される。

(c)NEWSIS

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