
知人の海外旅行を手伝ったものの、期待とは大きく異なる待遇を受けたとする20代男性の体験談が注目を集めている。
JTBC「事件班長」によると、この男性は約5年前、飲食店の開業をきっかけに知り合った隣店の経営者と親交を続けていた。
最近、還暦を迎えた経営者は友人らとオーストラリア旅行を計画し、かつて現地に住んでいた男性に同行を提案。「運転だけ頼みたい。費用はすべて負担する」と説明したという。
男性は日頃の関係もありこれを引き受けたが、準備段階から状況は変化した。宿泊先の手配や日程作成など旅行全体の段取りを任され、現地でも飲食店の選定や移動計画を担うなど、実質的にガイドの役割を担うことになった。
問題は帰国当日に起きた。経営者らはビジネスクラスを利用した一方で、男性だけがエコノミークラスに割り当てられた。さらに空港では「ラウンジにいるから食事をしてきて」と言われ、50ドル(約7400円)だけを手渡されたという。
男性は「自分だけラウンジも使えず、わずかな金額で労をねぎらわれても納得できない。当初は一緒に旅行すると言われていたのに、実際には無償のガイドとして扱われたのではないか」と不満を語った。
この事例について専門家の見解は分かれている。精神科医は「不満を感じるのは当然だが、善意で引き受けた以上、最後までやり切る考え方もある」と指摘。一方、心理学者は「問題は金額ではなく配慮にある。当初の約束と実態が異なり、事前説明もなかった点で不快に感じるのは無理もない」と分析している。
(c)news1