韓国慶尚北道(キョンサンプクト)星州(ソンジュ)郡の最新鋭迎撃システム「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」基地で発生する電磁波を測定するため、星州に計5台の測定装備が設置された。
国防省はこれらの装備を試験運営しており、早ければ今月中にも本格稼動に入る。測定した数値は、電光掲示板を通じてリアルタイムで地域住民に案内する計画だ。
電磁波測定装備は公民館や行政福祉センターの屋上、電光掲示板は目につきやすい建物入り口などに設置された。電磁波の数値が微小であることを積極的に知らせるため、住民がよく通る場所を選定したという。
現在、国防省はこれらの電磁波測定装備と電光板が正常に作動するかどうかをテストしており、試験運営が終わり次第、電光掲示板では国際電磁波人体影響保護基準とリアルタイム電磁波測定値が時刻とともに表示される。
電磁波測定装備はドイツから輸入したもので、電光掲示板などと合わせた総予算は計1億8000万ウォン(約1992万円)。
一部の住民や団体が「レーダーなどで発生する電磁波で健康を害されかねない」と主張したため、そうした懸念を解消するための措置だ。
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