
「給料が入ったら払いますから」という言葉を信じて無銭飲食の被害に遭った韓国の自営業者が5月27日、自営業者コミュニティ「社長はつらいよ」で怒りの声を上げた。
「あの客に届くことを願って」というタイトルの投稿で、店主は配達アプリで受けた2件の注文伝票を公開した。
今年3月7日の注文には「弟の誕生日に何か食べさせてやりたいが、給料日は月曜日。口座を教えてくれれば必ず送金する。キャンセルしても構わない」というメッセージが添えられていた。
「もし本当なら…」と思った店主は追加のおかずまで添えて料理を届けた。
しかし、入金はなかった。店主が配達エリアの本部に照会したところ、同様の手口で被害に遭った加盟店が複数あることが確認された。
2カ月後、再び店主の店に同じ住所・電話番号・注文スタイルで注文が入った。内容は「申し訳ないが、給料は30日。食べていない。図々しいが口座を教えてくれれば必ず送金する。無理ならキャンセルして」と書かれていた。金額は2万9000ウォン(約2900円)だった。
店主は「全く同じ手口でまた来た。ふざけてるのか。この投稿を見て、少しでも良心があるなら改心してほしい。いずれ自分に返ってくる」と怒りをあらわにした。
この投稿を見た他の自営業者たちも「わかる。誕生日にわかめスープと聞いたら断れないよ」「そんな手間があるなら働け」といった共感の声を寄せた。
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