
韓国の高速道路を走行中に意識を失いかけたトラック運転手が警察官の素早い対応で命拾いをした。韓国警察庁が7日、YouTubeチャンネルで、経緯を捉えた「高速道路でゆっくり走っていたトラックを見た警察官の直感」というタイトルの映像を公開した。
映像によると、先月16日、忠清北道(チュンチョンブクド)警察庁高速道路パトロール隊のホン・ハッキ警衛(警部補に相当)が平沢(ピョンテク)と堤川(チェチョン)を結ぶ高速道路をパトロール中、ハザードランプをつけ、よろめくようにして走る4.5トンのトラックを発見した。
止まるよう数回警告したが、従わず、トラックはトンネルの壁にぶつかるなど危険な状況が続いた。
運転手に何らかの異状が起きたと直感したホン警衛は、パトカーから降りて高速道路を全速力で走り、低速で進むトラックの助手席に飛び乗った。
運転手は糖尿病による低血糖ショックで意識がもうろうとしており、ホン警衛は運転手を揺り起こして車を安全に停車させた。運転手は搬送先の病院で治療を受け、無事帰宅したと報じられている。
映像を見たネットユーザーからは「尊敬します」「寒波が続く中、温かい話に心がほっとする」「ためらわずに反応する姿が素晴らしい」といった反応が寄せられた。
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