2024 年 11月 25日 (月)
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中国人学生が記した「手触り感のある」北朝鮮留学日記 (上)

中国人留学生がSNSに掲載した金日成総合大学の学生証の写真=小紅書キャプチャー

北朝鮮で留学生活を始めた中国の大学院生らが、自らの日常生活をSNSにアップして注目を集めている。北朝鮮は、新型コロナウイルス感染の流行で国境を封鎖したものの一部解除し、今年4年ぶりに外国人留学生を受け入れた。

今年4月に金日成総合大学に入学した中国遼寧省瀋陽出身の留学生は、今月8日までに北朝鮮での生活をまとめた22個のコンテンツを公開した。この留学生は言語学を専攻する大学院生で、2カ月半程度、授業を受け、休みを迎えて7月13日に帰国した。

「北朝鮮で撮った写真の大半は帰国後にアップした。北朝鮮の携帯電話のデータ料金が途方もなく高い。高すぎてインターネットを頻繁に使用できない。だから定期的に掲示物をアップするのは難しい」

この留学生によると、北朝鮮では外国人学生は1カ月分のデータ50MBを購入するために22ドルを支払わなければならない。超過料金は1MBで0.26ドルを追加で支払う必要がある。有料Wi-Fiもあるが、10分で1.7ドルという。

中国人留学生がSNSに掲載したミレ銀行のカード=小紅書キャプチャー

北朝鮮の決済システムは「思ったより変化が大きい」という。外国人用の飲食店は多くがドルで決済でき、ほとんどカードが使える。また、商店や飲食店で現金を払っても、釣銭の準備が不十分で、むしろカード決済が便利だそうだ。

留学生は、朝鮮貿易銀行とミレ銀行でカード生成基本金3ドルを支払い、カード発給を受けた。現地住民はカードと携帯電話を連動させて、モバイル決済またはモバイルQRコードスキャン決済方式が可能だという。

ただ、依然、現金所持が不可欠という。タクシーではカード決済ができないからだ。タクシーの基本料金は2ドルで、地下鉄の切符1枚で北朝鮮の150ウォンを払って利用したという。

留学生によると、7月17日現在、1ドル=8900ウォン、1人民元=1260ウォンが公式為替レートという。

(c)news1

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