2024 年 11月 27日 (水)
ホーム社会韓国の無人アイス販売店、多すぎる決済・払い戻しエラー…消費者院が注意喚起

韓国の無人アイス販売店、多すぎる決済・払い戻しエラー…消費者院が注意喚起

京畿道坡州市のある24時間アイスクリーム無人店舗(c)news1

韓国の無人アイスクリーム販売店で決済・払い戻しに関する消費者の不満が次々と提起されている。また、店舗への出入り管理のためのセキュリティ強化も必要であることがわかった。

韓国消費者院によると、最近3年間(2021~23年)1372消費者相談センターに受け付けられた無人アイスクリーム販売店に関する相談件数は計45件だ。

不満のタイプはキオスク(無人注文機)のエラーで決済できない▽払い戻しされない▽賞味期限が過ぎた食品が販売された――がそれぞれ11件(24.4%)あった。

消費者院が昨年10~11月、無人アイスクリーム店の利用経験がある小・中・高校生900人を対象にオンラインでアンケートを取ったところ、主に学校近く(74.1%)の販売店を利用し、小・中学生は午後3~6時、高校生は午後6~9時に最も多く利用することがわかった。

キオスク利用中の不便は17.3%(156人)が経験し、その理由は「商品バーコードの認識不良」と答えたのが53.8%▽「釣り銭未返還」16.0%▽「キオスク利用方法の難しさ」14.1%――などだった。

無人アイスクリーム店への出入りセキュリティを強化すべきだという指摘も提起されている。

消費者院が昨年8~9月、首都圏や忠清(チュンチョン)圏所在の無人アイスクリーム販売店30カ所を調査した結果、調査対象は全て営業時間制限なしに24時間運営しており、出入りに何の制限もなかった。

消費者院関係者は「国内の主要な無人コンビニが、利用者のクレジットカードまたはQR認証後に出入りを許容するように、無人アイスクリーム販売店も出入りに際してのセキュリティ装置を強化する必要がある」と説明した。

消費者院関係者は「今回の調査結果を基に調査対象事業者に利用者出入りなどを管理できる認証設備導入などを勧告する。青少年に無人店舗利用に関する注意事項教育や情報提供を強化する」と説明した。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular