韓国忠清南道保寧（チュンチョンナムドボリョン）の大川（テチョン）港近くで今月3日未明、中国人22人が船から密入国を試みる事件があった。このうち21人が上陸しようしたところを、海洋警察など関係当局が取り押さえ、出入国管理法違反の疑いで逮捕した。逃げた1人も京畿道安山（キョンギドアンサン）で検挙された。
軍や警察などによると、保寧海洋警察署は3日午前1時53分ごろ、陸軍の部隊から保寧沖約2.4キロの海上に「未確認船舶がいる」との連絡を受け、警備艇と航空機で追跡していた。船には中国国籍の22人が乗っており、港近くから海に飛び降りて上陸を試みたという。
21人はその場で身柄を確保され、もう1人はタクシーで安山まで逃走。タクシーのカメラ映像の分析などで行き先が安山とわかり、付近で身柄を確保した。密入国の経緯や他に乗船者がいなかったかなどを調べている。
(c)news1
