大韓青少年科医師会が3月、少子化、低い診察料、収入減少などを理由に小児科の「閉科」を宣言した。これを受け、30代の小児科専門医がこのほど会社員匿名コミュニティ「ブラインド」で心情をつづり、話題になっている。
それによると、医師が小児科を避ける理由、特に基本診療費の低さだ。「1日に100~150人を診療しても1人当たりもらえるお金が少なすぎる。小児でも成人でも基本診療費(報酬)は同じだが、成人は検査が多くつく」と指摘した。
次に挙げたのは小児診療の難しさだ。「子どもは痛みを表現できない。保護者からの聞き取りや詳しい診察を通じて病気を把握しなければならない。しかし、子どもたちは医師を怖がる。泣きながら私を蹴飛ばす」と訴えた。
最後の一つは保護者の態度だ。「誤った父性愛と母性愛がよく現れる。突然“暴走”する両親を慰めた後、次の子どもを診療する時には力が抜ける」という。
この専門医は現在、専攻を生かして他の仕事も手掛けている。
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