物価高時代にコンビニを利用する韓国の消費者は、輸入ビールも低価格商品を好む。昨年下半期の輸入ビール順位を集計した結果、ハイネケン(500ml)が1位を占め、2年連続1位を守った。
ハイネケンは2019年、日本製品の不買運動が起きて、1位を維持していたアサヒビールの販売量が大きな打撃を受けたことで、その反動で利益を得た。日本不買運動以後、順位圏から姿を消した日本のビールは依然として「トップ10」に入っていない。アサヒ、キリン一番、サッポロは順位圏外だ。
酒類業界関係者は「日本ビールが抜けたあとに、ハイネケンが頭角を現した。輸入ビールの代名詞と呼ばれるほど認知度が高い」と話した。
バドワイザーの躍進も目立つ。コンビニA社とB社ともに順位がワンランクずつ上がった。Aコンビニでは初めて2位に上がった。
バドワイザーの活躍で青島の順位が一段階下がった。青島はハイネケンと1~2ポイントの差でシェアを争うほど人気があった。
業界関係者は、バドワイザーの秘けつとして「コスパ」を挙げた。昨年7月からコンビニプロモーションで開かれた「5缶(740ml)万ウォン」イベントが人気を集めた。普通の500ml缶ビールと比べて、240mlも多い大容量にもかかわらず、価格を下げたためだ。
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