韓国のユン・ソンニョル（尹錫悦）大統領と妻キム・ゴニ（金建希）氏が15日（現地時間）、アラブ首長国連邦（UAE）に駐留しているアーク部隊を訪れ、派兵将兵たちを激励した。キム氏は水中爆破特殊服装を着た将兵に「重くはないか」と関心を示したり、「砂漠のキツネも多いのか」と動物に対する愛情を表わしたりもした。
アーク部隊はアラビア語の「アーク」（兄弟）から取った言葉で、正式名称はUAE軍事訓練協力団だ。UAE側の要請で2011年に創設されて以来、特殊隊員中心に構成された150人前後の兵力が8カ月ごとに交代で派遣される。2016年に人気を集めた韓国ドラマ「太陽の末裔」はアーク部隊がモチーフとなって制作された。
大統領夫妻はアーク部隊内の韓国館食堂で将兵たちに会い、労苦をねぎらった。大統領は「皆さんがなぜUAEに来ることになったのか。UAEはまさに私たちの兄弟国家だから」「皆さんが合同訓練をして作戦に参加し、また教育をするこの現場は、まさに韓国であり我が祖国」と述べた。
キム氏も将兵たちとスキンシップを取り、アーク部隊への関心を示した。この過程でユン大統領と気兼ねなく冗談を交わし、特有の「動物愛」を見せ注目を集めた。
キム氏はギリースーツ（葉や木の枝などで覆って周辺環境に同化させる迷彩服）を着た将兵に近づき、「暑くないか、大丈夫か」と尋ねると、ユン大統領が「夏には、7月には（気温が）50度まで上がる」と答えた。すると、キム氏は「（ギリースーツを）ラクダたちが喜びそうだ」と話した。
(c)news1
