2026 年 3月 24日 (火)
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韓国が警戒する北朝鮮・新型戦車「天馬20」…ドローン対応強化の可能性

労働新聞(c)news1

北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が、新型戦車「天馬20」の訓練を視察し、その性能を強調した。専門家の間では、ロシアとウクライナの戦争で得た戦訓が反映され、ドローン対応や先進的な防御機能が強化されている可能性に注目が集まっている。

党機関紙・労働新聞によると、キム総書記は19日、平壌の訓練基地を訪れ、戦車部隊と歩兵部隊による連携攻撃の訓練を視察した。

訓練は、敵の対戦車防御線を突破し拠点を制圧することを想定し、戦車と歩兵の協同作戦能力の向上を目的としていたとされる。攻撃用無人機も投入され、実戦を意識した内容だった。

キム総書記は、この戦車が約7年をかけて開発された新型だと説明し、「装甲構造や動力系、遠隔統合射撃管制、電子戦装備、誘導ミサイル、能動防御システムによって性能が飛躍的に向上した」と主張した。また「打撃力と機動力、特に防護能力で世界に比肩する戦車はない」と自信を示した。

天馬20は2024年の国防展示会で試作型が公開され、2025年10月の朝鮮労働党創建80周年の閲兵式で初めて走行する姿が披露された。北朝鮮の通常戦力近代化を象徴する装備とみられている。

中でも注目されるのは「能動防御システム」の搭載だ。これは飛来する対戦車ミサイルなどを自動的に迎撃・無力化する仕組みで、弾体で直接迎撃する「ハードキル」と、妨害や煙幕で誘導を妨げる「ソフトキル」に分かれる。

北朝鮮のシステムはハードキル型で、イスラエルの防護システムに類似すると分析されている。さらに360度のドローン対応能力も備えるとされ、近年の戦場環境への適応が進んでいる可能性がある。

専門家は、韓国軍が同様の防御システムの導入に時間を要する中で、北朝鮮が先行する可能性も指摘している。

また、ロシアからの技術協力やウクライナ戦争での実戦経験が、戦車や兵器の性能向上に反映されているとの見方もあり、北朝鮮とロシアの結束強化を示す狙いもあると分析されている。

(c)news1

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