
韓国SBSの時事教養番組『それが知りたい』が、イ・ジェミョン(李在明)大統領に関する過去の放送を巡って謝罪した後、SNS投稿のハッシュタグをめぐる問題で再び謝罪に追い込まれた。
SBSは「SNSの一部投稿で自動生成されたハッシュタグに不適切な単語が含まれていたことを確認し、該当タグを削除した」とし、「今後はハッシュタグ管理により一層注意を払う」と謝罪の意向を示した。
発端は、イ・ジェミョン大統領が自身のX(旧ツイッター)で過去の「暴力団関与疑惑」に言及したことだった。大統領は「政治的目的で虚偽の情報により人物をおとしめる行為が再発しないためには、虚偽を拡散した勢力や『それが知りたい』のような歪曲放送の反省と謝罪が必要だ」と主張した。
さらに「番組の構成や演出によって、あたかも自身が殺人に関与した暴力団関係者のように扱われた」と批判し、「後続取材で実際に証拠が一つでもあったのか」と疑問を呈した上で、「率直な謝罪の一言を聞きたい」と述べた。
これを受け、『それが知りたい』側は公式立場を発表。2018年7月放送回で、城南地域の政治家と暴力組織の関係疑惑を取り上げ、イ・ジェミョン氏が過去に関連人物の弁護人名簿に含まれていた点などを根拠に疑惑を提起したと説明した。
しかしその後、警察は嫌疑なしと判断し、検察も不起訴とした。さらに2026年3月には大法院(最高裁)が関連する虚偽主張に対し有罪判決を確定し、番組側は「結果的に疑惑は事実ではないと確認された」とした上で、「十分な根拠なく疑惑を提起したことについて謝罪する」と表明した。
ところが、この謝罪文をSNSに投稿した際、「殺人」などの刺激的なハッシュタグが付けられていたことが新たな批判を招いた。ネット上では「謝罪の趣旨に反する」「意図的ではないか」といった指摘が相次いだ。
批判の拡大を受け、SBSは問題の投稿を削除し、改めて謝罪した。一連の騒動は、報道機関の表現責任やSNS運用の在り方をめぐり波紋を広げている。
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