2024 年 11月 29日 (金)
ホーム政治過去にない泥沼・非好感大統領選…誰になっても葛藤解消・国民統合が切実

過去にない泥沼・非好感大統領選…誰になっても葛藤解消・国民統合が切実

選挙戦で遊説するイ・ジェミョン(李在明)とユン・ソンヨル(尹錫悦)両候補©news1

韓国大統領選は9日、投開票日を迎えた。午後7時30分までの投票を最後に選挙戦は幕を閉じる。2月15日から22日間の公式選挙運動に、党内の予備選挙などを含めれば、約6カ月間続いた競争は、この日の投票とともに終わることになる。

「過去にない非好感大統領選」という厳しい評価の中で、与党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)候補と保守系野党「国民の力」のユン・ソンヨル(尹錫悦)候補は互いに向けてそれぞれの疑惑を提起して「泥仕合」を繰り広げ、所属政党による神経戦も熾烈だった。

政界関係者は各陣営の支持層が結集したと分析している。約1632万人が期日前投票に参加し、最も高い投票率(36.9%)を記録したのも、その表れとみられる。それゆえ、選挙後には「国論分裂」という後遺症に直面するという懸念が強い。

両候補は最近、「国民統合」を叫び、「統合」の政治を最優先課題に掲げている。だが、実際に統合の政治が実現するのは容易ではないというのが政界関係者のおおかたの見方だ。政界がリーダーシップを発揮して「統合の政治」に力を注ぐべきだとの提言も出ている。

大統領選挙3カ月後、次は地方選挙が実施される。両者の対立は地方選挙まで続くという分析もある。

©news1

RELATED ARTICLES

Most Popular