2024 年 5月 4日 (土)
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韓国軍偵察衛星「1号機」ITUに衛星網登録申請…発射準備

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韓国軍が11月の打ち上げを予定している偵察衛星「1号機」について、衛星網国際登録通告書を提出するなど「425事業」準備に拍車をかけている。偵察衛星1号機の核心である衛星体は、航空機で米国に送って、イーロン・マスク氏が率いる米スペースXのロケットで宇宙空間に送り出す。

軍当局などによると、韓国国防省の関係者らは今年6月初めにフランスやスイスを相次いで訪問した。国際電気通信連合(ITU)やフランス周波数庁(ANFR)の関係者らと実務・高位級協議を開き、偵察衛星1号機の衛星網国際登録通告書を国立電波研究院を通じてITUに提出した。

人工衛星を新たに打ち上げようとする国・機関は、周波数・軌道などに関する衛星網の国際登録通告書をITUに提出する必要がある。

韓国航空大学のチャン・ヨングン教授は「われわれの衛星周辺に他の衛星があり、周波数帯が近ければ周波数妨害によって電波の混線が生じかねないため、あとから打ち上げる側がこの問題を解決しなければならない」と説明した。

国防省は、先の協議過程で▽一部異議申し立て国家との衛星網調整協議の成果を導き出して▽必須同意国家の調整同意確保のための策を用意するなど「1号機の適期発射に向けた基盤を整えた」と説明している。

現在、軍当局はITUの衛星網国際登録承認を待っている。普通、衛星網の国際登録には数カ月程度の期間がかかり、衛星を打ち上げた後、国際登録承認が出る場合もまれにあるという。

国防省関係者は「衛星網国際登録は『電波法』第39条『衛星網の国際登録』と多国間条約第1237号『ITU憲章や協約』が定めた手続きと規定を順守し正常に進めている」と伝えている。

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