
韓国で2026年3月に実施された高校1年の全国連合学力評価で、出題内容が中学校の教育課程を大きく逸脱しているとの分析が出された。教育市民団体「私教育心配のない世の中」は4月27日、数学の30問中9問(33.3%)が中3までの範囲を超えており、英語の最難関英文は米国の大学1年生レベルに達していたと指摘した。
英語領域では、読解28問のうち7割以上が米国の中学2年生以上の難度であり、中3教科書(米小学5年水準)とは3学年分の差があった。数学でも、解答過程が複雑な「キラー問題」が4問含まれており、平均点は43.31点と極めて低かった。英語の1等級比率も4.38%と、適正とされる6〜10%を大きく下回っている。
団体側は、こうした難化が「学校教育だけでは備えられない」という認識を広め、公教育を自滅させていると批判し、教育課程の順守を義務付ける法改正を求めた。ソウル市教育庁の関係者は、難度に対する指摘を重く受け止め、17の市・道教育庁との協議を含めた改善策の検討を開始するとしている。
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