2024 年 5月 5日 (日)
ホーム経済流通韓国の「国民スナック」イカピーナッツ…サクサク食感で人気「長寿ブランド」

韓国の「国民スナック」イカピーナッツ…サクサク食感で人気「長寿ブランド」

イカピーナッツ製品のイメージ(写真=オリオン提供)(c)NEWSIS

韓国で1976年に発売し、今年で47周年を迎えたオリオン長寿ブランド「イカピーナッツ」は香ばしくて淡泊な味とサクっとした食感が特徴だ。年間500億ウォン以上販売され、老若男女に愛される国民スナックとして位置づけられている。最近はニュートロトレンドの中で若年層を中心に伝統デザートに対する関心が高まるにつれ、販売量もさらに増えている。

イカピーナッツは、イカの塩辛い味とピーナッツの香ばしい味の調和が絶品のスナックだ。ピーナッツに小麦粉を塗った二重構造は、噛んだ時に変わった食感を与える。

ほとんどのスナックが薄いチップや棒状であるのに比べ、イカピーナッツはボールタイプの独特な形で発売初期から消費者の注目を集めた。

イカピーナッツは生地の中にピーナッツを入れて揚げるものだと思われるが、実際は練った生地をピーナッツに27回も薄く塗って焼いて作る。

この過程を経てお菓子の中に独特な網目が形成され、イカピーナッツ特有のサクっとした食感が誕生する。それだけでなく、細かく裂いたスルメを最後に入れるなど原材料生地の配合も段階別に異なり、イカの風味とお菓子のサクサク感、そしてピーナッツの香ばしい味の絶妙な調和を作り出している。

こうして作られたイカピーナッツ特有の味と食感が消費者の味覚を虜にし、ビールのおつまみの代名詞にまでなり、車の中では一口で食べやすいおやつとしても脚光を浴び、オリオン製品の中では高速道路サービスエリアで最も多く売れるお菓子に挙げられた。

2016年、利川(イチョン)工場火災で生産ラインが焼失したが、その後、益山(イクサン)工場に生産設備を移しラインを拡大し品質を高め、災い転じて福となす機会にした。そして消費者に以前より愛されるようになり、年間売り上げ500億ウォン以上にもなる韓国の代表的なスナックとなった。

(c)NEWSIS

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