2024 年 5月 9日 (木)
ホーム社会被害者や警察をさげすむ「韓国・犯罪加害者家族」掲示板…反発する読者 vs 擁護する運営者

被害者や警察をさげすむ「韓国・犯罪加害者家族」掲示板…反発する読者 vs 擁護する運営者

(c)news1

韓国で、収監されている犯罪加害者の家族らが情報をやり取りするオンラインコミュニティ「オク(獄)パラジカフェ」が問題視されている。被害者や捜査機関を侮辱するような表現が散見され、そうした書き込みがキャプチャーされてSNSなどで拡散している。

オクパラジは「牢獄の囚人に差し入れをして世話をすること」を意味する。問題の書き込みを列挙すると――。

「弟が性犯罪で収監された」という男性。「弟が悪いのは事実だ。未成年者への性犯罪であり、確かにひどいことをした。でも、一人暮らしの大人の男の家に来て、『ベッドに横になれ』と言ったら横になった。それもまともじゃない。そんな娘の側も、しっかり教育すべきだ」

同様の罪で息子が収監されたという男性。「息子は検事から13年を求刑された。パンツの上からチューしたらしい。4歳くらいの被害女児が法廷で答えた『はい』『いいえ』によって『セクハラ』が追加され、求刑が決められた。5年の実刑は言い渡されそう。本当に悲しくてどう生きるべきか。目の前が真っ暗だ」

別の投稿者。「打ち明ける場所がなく、このカフェを訪ねた。何年も経ったが悪夢だ。警察を信じるな。検察も信じるな。道であいつらに会ったら、おかしくなりそう。罪のない人に容疑をかぶせるため、小説を書くやつら」

こうした投稿に対し、ネットユーザーから非難が殺到した。

「考えていることのレベル、性暴力被害者に対する共感、すべてがむごたらしい」

「お前の運命がどうなろうと関知しないが、被害者に対する2次加害は、不快でたまらない」

「ふてぶてしい」

こうした反応に対し、カフェの運営者は通知文で「『オクパラジにはあきれてしまう』という視線だ。他人の状況をすべて理解しているわけでもないのに、痛みを抱える者に厳しいことを告げる人こそ、本当に心が病んでいるということだ」と反論を書いている。

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