2024 年 5月 4日 (土)
ホーム政治北朝鮮北朝鮮のスキー場に現れ、映像をアップするロシアの「謎の」女性

北朝鮮のスキー場に現れ、映像をアップするロシアの「謎の」女性

(c)NEWSIS

4年ぶりに観光客に国境を開放した北朝鮮が、海外のインフルエンサーを招待してソーシャルメディア上で観光地広報活動を展開していることがわかった。

ソーシャルメディアによると、「ビカ(Vika)」という名前で活動しているロシア人女性インフルエンサーは、昨年11月から、北朝鮮に滞在している自身の姿を撮った映像をユーチューブ、TikTok、インスタグラムなどにアップしている。各プラットフォームのフォロワー数を合わせると7万5000人を超える。

ビカは今月9日、北朝鮮の馬息嶺(マシンリョン)スキー場の様子を撮影した映像をアップした。スキーをしている自身の映像を見せながら「生まれて初めてスキーをする。英語で講習を受けた。私が朝鮮語を知らなくても、とても簡単に学べた」と語った。

また、自分が泊まった客室について紹介しながら「きれいで明るいこの部屋が気に入った。窓からスキーゲレンデの美しい風景を楽しむことができる」と評価した。スパ、レストラン、カフェ、ビリヤードなど馬息嶺スキー場にある付帯施設を訪れた姿も見せた。

(c)NEWSIS

ビカは昨年11月から、北朝鮮のレストランやイベント会場を訪問し、現地の食べ物を紹介する映像をユーチューブとTikTok、インスタグラムにアップしている。報道によると、このインフルエンサーがモスクワ出身の23歳であり、広告広報学を専攻したという。

オンライン活動が厳格に統制される北朝鮮でソーシャルメディアを自由に使用していることからすると、このインフルエンサーが当局の支援を受けて活動しているようだ。北朝鮮関連のブイログ以外の映像がソーシャルメディアに掲載されていないという点で、これらのアカウントは北朝鮮観光を広報するために作られたものと見られる。

(c)NEWSIS

RELATED ARTICLES

Most Popular