2024 年 4月 27日 (土)
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ソウルでバス路線増加、なのに市民が「不便だ!」と訴えるわけ

ソウル市冠岳区(クァンアクグ)奉天洞(ボンチョンドン)にあるバス停前(c)MONEYTODAY

ソウルでは市内バス路線が増えたが、路線ごとの本数はむしろ減り、不便を訴える市民が増えている。市民らは忙しい出・退勤時間だけでもバス運行台数を増やしてほしいと口をそろえる。しかし、バス会社は「バスの本数だけを増やすのは適当ではない」と反論している。

市によると、市内バスの路線数は2020年の365路線から2022年の373路線へと8本増えた。この間、運行バスの台数は7001台から7006台へと5台増にとどまった。ソウル市内の支線・幹線バスは1路線で平均20台バスが運行されるので路線当たりの台数が減ったわけだ。どうしても配車間隔が長くならざるを得ない。

乗客が増える通勤時間帯が問題だ。市によると、通勤時間帯の市内バス路線373路線のうち、約20%に当たる90路線の配車間隔は10分を超える。このうち9路線は15分、14路線は20分を超える。市民らは通勤時間だけでもバスの運行台数を増やしてほしいと訴える。

だが、市内バス運輸業者はバス運行台数を勝手に増やすことはできないという。配車間隔を短くするためには対案が必要だという立場だ。

運輸業者の関係者は「バスの数を増やせば一時的に出勤時間帯の混雑は解消されるだろうが、昼間は客がいなくてガラガラのバスを運行しなければならない。運輸業者らはおのおの、出勤時間に配車間隔が長くならないよう最善を尽くしている」と話した。

(c)MONEYTODAY

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