2024 年 2月 23日 (金)
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大学の卒業式にNFT…新型コロナで消えた記念写真・花束

  現場ルポ  

18日、高麗大中央広場で卒業生の写真を撮るのを待つ業者©news1

「もうここには来ない」
30年間、学生街で写真を撮りながらカメラマン一筋に歩んできたイさん(64)は、今後、卒業式には来ないと決心した。新型コロナウイルス感染の長期化のため、活気を帯びた大学の卒業式は見当たらない。賑わう卒業生も、花束を売る商人も、思い出を記録するカメラマンもほとんど来なくなった。

「最近はスナップ写真が流行し、私のように近くの写真館で撮影しようとする人はいない。1日に多くて1人」。イさんは残念そうに話した。

新型コロナの長期化で、ソウル市内の主要大学では2年連続で非対面の卒業式を開いた。高麗(コリョ)大、西江(ソガン)大、成均館(ソンギュングァン)大など多数が学位授与式をYouTubeで生中継し、授与式のある週を卒業祝賀週間に指定した。

卒業生らはそれぞれアカデミックガウンをレンタルする日を決めて学校を訪れ、自分たちの卒業を記念した。しかし、卒業生の大半は、以前とは異なる卒業式の風景に物足りなさを感じている。

高麗大卒業生ユンさん(26)は「卒業式特有の活気に満ちた雰囲気と、ときめきを感じることができないのが残念だ。新型コロナ以後、学科を表す肩掛けを配ってくれなくて残念」と話した。

成均館(ソンギュングァン)大舞踊学科卒業生のキムさん(24)は「学科の特性上、団結が固く、卒業式のときの記憶が一番残るが、それが今はない。漠然とした経験はしたが、今はお祝いする伝統さえ受け継げず残念だ」と話している。

学生街の卒業式風景が、新型コロナに見舞われたこの2年間で急速に変化している。一方、非対面時代に素早く対処した卒業式も目につく。

成均館大は今月16日、学位授与式でNFTで制作された賞状を授与した。

成均館大関係者は「新型コロナで価値が色あせた卒業式に新しい意味を与えようという趣旨でNFT賞状を制作することにした。NFT賞状はブロックチェーン技術で制作され、学校が認証するデジタル原本としてどこでも公式の証明として使える」と明らかにした。

西江大ではVR用機器を装着して入学式の準備をしている(西江大提供)©news1

一部の大学では入学式では、以前とは異なる特別な形態のものを準備した。

西江大は、メタバース専門大学院S-meta(エスメタ)最高位第1期入学式を開催し、次世代の核心産業と目されるメタバース産業の人材養成のためのスタートを切った。シム・ジョンヒョク総長は「インターネットが過去30年間、私たちの暮らしと経済を引っ張ってきたように、今後の30年間はメタバースの世界になるだろう。危機に対抗し、未来の方向性を提示する良い機会を提供する場になればと思う」と話している。
©news1

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