2024 年 5月 3日 (金)
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[KWレポート] 韓国で深刻化する「10~20代麻薬中毒」の闇 (1)

(写真=gettyimagesBank)(c)MONEYTODAY

アイス、キャンディー、マンシュウアンズ、裸眼、バスケットボール……全く関連性がなさそうなこれらの用語は、驚くべきことに韓国のSNSで使われる麻薬の隠語だ。

麻薬を販売するところを「ケパン」と表現するほか、マフィン(ヘロイン)、子牛(コカイン)、香辛料(大麻)、桃(エクスタシー)など麻薬種類別の隠語も別にあるほどだ。

ソウル市龍山区のマンションから現職警察官が転落死した事件が最近、「集団麻薬使用」疑惑に捜査が広がった。

また、俳優のユ・アイン氏は麻薬を7種以上使用したとして検察に不拘束で送致された。

このように韓国国内で「麻薬類事犯」の拡大が尋常ではない。最高検察庁によると、2022年の麻薬事犯は1万8395人で歴代最多を記録した。これは氷山の一角とみられ「麻薬王国」が現実化しているという指摘が出ている。

麻薬類とは麻薬、向精神薬、大麻の通称で「麻薬類管理による法律」施行令で定める成分がこれに該当する。大麻▽コカイン▽ヘロイン▽ヒロポン▽LSD▽MDMA(別名「エクスタシー」)――などがある。このような物質は神経系で一時的に快感、興奮を誘発したり現実感覚を失わせたりする

しかし、麻薬を長期的に使用すると中毒、依存性を起こし、健康に悪影響を及ぼす。体が麻薬中毒になるメカニズムは何だろうか?

(つづく)

(c)MONEYTODAY

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