2024 年 4月 30日 (火)
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[KWレポート] 韓国で深刻化する「10~20代麻薬中毒」の闇 (4)

薬物使用の疑いを受けている俳優ユ・アイン氏(c)MONEYTODAY

麻薬を「短期間」使用すると、脳の構造に異常は出なくても、麻薬の種類によって呼吸が抑制されたり(アヘン系)、太ったり(大麻)などの症状が現れる。

麻薬をやめられず、長期間使用すると、脳が認知症患者のように縮まるなど、構造的異常が発生する可能性がある。

また、1回の使用より多回使用者の治療期間は長くなる。脳の調節能力が低下し、麻薬に対する耐性ができるためだ。

手をつけてはいけないが、一度触ったら、これ以上触れずに早く治療を受けなければならない。

一番良いのは、麻薬を全く経験しないことだ。

しかし、誤って麻薬を使用して中毒になったら、どうやって抜け出せばいいのだろうか?

最も基本的な治療は「薬物治療」だ。この時は、中毒した麻薬の作用を遮断する薬物が使われる。

ヒロポンを注射しても何も感じない薬物がその例だ。または、中毒になった麻薬と似ているが、安全な薬物をあらかじめ与える方法もある。

ソウル大病院精神健康医学科のカン・ウング教授は「薬物中毒治療の目標は、単純に薬物を中断させるのではなく、安全な生活を送れるようにすることだから」と説明している。

(つづく)

(c)MONEYTODAY

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