
「ママが犬をたたこうとしている」と警察へ通報されたことに立腹し、7歳の娘の頭を殴った韓国の被告の女(32)が裁判所から有罪判決を受けた。
仁川(インチョン)地裁が7日、児童福祉法違反(児童虐待)および器物損壊の罪に問われた被告に懲役6月・執行猶予1年を言い渡したことを明らかにした。
判決によると、被告は昨年11月7日午前0時28分ごろ、仁川市弥鄒忽区朱安洞(ミチュホルグ・チュアンドン)の自宅アパートで、娘の頭を2度殴るなどの虐待を加えた。
発端は、被告が飼い犬をたたこうとするそぶりを見せたことにあった。これを見た娘が警察に通報する姿を見て激高し、娘に暴力を振るったという。
その後、娘への暴力を巡って夫と口論になり、被告は夫の約330万ウォン(約33万円)相当のノートパソコンなどを室外に投げ捨て破損させた。
当時、現場に出動した警察官は「酒を飲んで帰ってきて犬を殺そうとしている」という通報を受けたと証言している。
地裁は「罪は軽くないが、被告が過ちを認めており、被害者らも処罰を望んでいないことを考慮した」と述べた。
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