2025 年 3月 10日 (月)
ホーム社会「少女像にキス」迷惑ユーチューバー、法廷でも「奇行」…1時間遅刻、頭に「トランプ帽」、口から「韓国を侮辱する」暴言

「少女像にキス」迷惑ユーチューバー、法廷でも「奇行」…1時間遅刻、頭に「トランプ帽」、口から「韓国を侮辱する」暴言

7日、ソウル西部地裁前でポーズをとるソマリ被告(左)(c)news1

少女像にキスをするなど韓国で奇行を重ね、業務妨害および軽犯罪処罰法違反などの罪に問われている米国人ユーチューバー、ジョニー・ソマリ(Johnny Somali、本名=イスマエル・ラムジー・カリド)被告の初公判が7日、ソウル西部地裁で開かれた。

初公判は午前10時10分に予定されていたが、ソマリ被告は姿を現さず、午前11時8分ごろになってようやく、黒いシャツにアイボリーのスーツ、紫のネクタイを着用して出廷した。その際、トランプ米大統領の支持者が着用する赤い「MAGA(Make America Great Again)」キャップをかぶって入ろうとしたが、規定により阻止された。

初公判でソマリ被告は起訴事実を「すべて認める」と述べた。ソマリ側の弁護人は、起訴事実に対する陳述は次回の公判(4月9日)に進められることになった。

ソマリ被告は昨年10月17日、ソウル市麻浦区のあるコンビニで音楽を流しながら踊り、店員の業務を妨害した罪に問われている。店員が制止すると、テーブルにカップラーメンのスープをこぼし、暴言を吐いた。同年10月12日には麻浦区の路上で悪臭のする魚の袋を持ち、通行人に話しかけるなどの行為に及んだ。さらに23日には、バスや地下鉄に乗車し、大音量で音楽を流しながら懸垂やダンスをするなど、周囲を騒がせた。またYouTubeのライブ配信中に「平和の少女像」にキスをするなど、不適切な行動で物議を醸した。

公判後、ソマリ被告はnews1の取材に対し、MAGAキャップをかぶって出廷した理由について「私はアメリカの市民だからだ。そして韓国はアメリカの属国(vassal state)だ」と答えた。

(c)news1

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