ソウルの光化門(クァンファムン)広場が今年7月、市民のもとに戻ってくる。 以前の車道は消え、世宗文化会館とつながる市民広場の形で帰ってくる。
ソウル市は25日、光化門広場の工事が6月までに完了し、7月にオープンすると発表した。2020年11月に着工してから、約1年8カ月ぶりの全面オープンとなる。歩道を広げて造成された光化門広場の総面積は4万300平方メートルで、当初(1万8840平方メートル)の2.1倍に広がる。広場の幅も35メートルから60メートルと約1.7倍に拡大される。
オ・セフン(呉世勲)市長は昨年6月、広場の歴史性を強化し、周辺との連携の活性化を重視した「光化門広場補完・発展計画」を発表している。光化門広場の再構造化事業は、一時、手抜き工事が話題になり、中断の危機に直面したこともある。しかし、オ市長の就任後、内容を補完した新計画案が発表され、再び弾みがついた。
これまでの車道が消えた世宗文化会館方向の市民広場は公園の形に姿を変える。全面積の約4分の1に当たる9367平方メートルを緑地として造形する。サンシュユやモクレン、ニレ、ケヤキ、松など47種の木と草花9万1070本を植え、「テーマのある森」を作る。広場を訪れた市民がいつでも木陰の下で休めるようにワイドベンチなど座ることのできる場所もあちこちに設置される。
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